『Ys8』さんは2024年設立の新会社ですが、橋本社長は不動産業界で長いのですか。

私は今34歳で、業界歴としては十数年になります。若いころはバーで働いていたこともあったんですよ。

そうでしたか！社長ご自身もお酒を飲むのがお好きで？

そうですね。学生時代からお酒を飲む場への憧れがあり、学業修了後はバーで働き始めました。普通なら知り合えないような異業種の方、何十歳も年上の方とも、お酒の席なら仲良くなれる。それがとにかく楽しかったです。実は不動産業界に入ったのも、そのつながりがきっかけでした。20代前半で人見知りせずに周りの人と流暢に話す姿が目についたようで、「不動産業界で働いてみない？」と声を掛けられたんです。

実際に入ってみて、不動産業界の水が合ったわけですか。

ええ。良い先輩にも恵まれ、前勤務先には10年間勤めました。その間に会社が関西から仙台へ事業展開するということで、私も2018年に仙台へ。その後にはコロナ禍の大変な状況も乗り越え、仙台支部の管理職を務めていました。そこから独立して、今年この「Ys8」を立ち上げた次第です。

ちなみに、この社名の由来は？

「Ys」は「yourself」を表しています。
お前自身が頑張るんだと、自分で自分に言い聞かせるための言葉ですね。そして「8」はありきたりですが、末広がりということで縁起を担ぎました。ですから、まずはここの人員を「8」にすることが直近の目標です。

では、社長が経営において一番大事にしていることは何ですか。

時代の変化が激しい現代では「攻め」と「リスクヘッジ」、両方を兼ね備えていないと淘汰されると私は思います。当社は賃貸物件の仲介業がメインですが、今後はマンションなどの管理業や投資物件経営など、不動産に関わる事業を総合的にやっていきたい。それは攻めでもあり、1つの事業に依存しないリスクヘッジでもあります。

総合的な不動産会社ですか。今後の成長がとても楽しみです！

ありがとうございます。少し食欲ですかね。ただ、私の条として「二兎を追う者のみが二兎を得る」と思っていますから。そのためにも、まずは揺るがぬ地盤づくりに注力していくつもりです。

なるほど、理想を大きく掲げていらっしゃるんですね。

もちろんです。もし今後、仲間を増やすことができれば、その人たちが思い描＜将来像を実現させることが、私の理想ですね。例えば、「物販をしたい」や「飲食をしたい」など不動産だけに固執せず、何かしらの形で仲間はもちろん仙台を中心とする宮城県全域に恩返しできれば、やっと本当の地域密着と言えるのではないでしょうか。そのためにも、今できることを謙虚と感謝を持って今は頑張るだけですね。

本日はありがとうございました！
（取材／2024年9月）

After the Interview
「不動産業界に入る前は関西のバーで働いていたという橋本社長。関西時代の飲み友達の中には、10年以上経った今でも仲の良い方がいるそうです。社員さんの将来をしっかりと考えておられる姿勢もそうですが、社長は本当に周囲の人とのつながりを大事にされている方でしたね。陰ながらではありますが、今後のご活躍を応援しております！」
大沢 掛生・談